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応援コメント

(順不同)

01

土の匂い、森の香り、地球の心、そして、人の生き方を感じられる音楽です。
この音楽からリニア新幹線、原発、基地などについて考えてもらえれば。

 一回目全ての曲を聴いた時、浮かんできた言葉は土でした。二回目に聴いた時は森の香り、三回目に地球という言葉が浮かんできました。すべての曲に共通していたのは、人の生き方と感じました。土に足をつけ、森の香りを嗅ぎ、森の生き物の息遣いを感じ、そして、この地球で人は生きているのだというメッセージをこのCDからもらったような気がしました。キューバで聞いたようなリズム、アフリカの単調だけれど自然と体が動いてしまうリズム、そして、日本の懐かしい香りのリズムなど、地球の心の中で生きていくことを歌ったアルバムです。
 私は数十カ国で、野生動物保全、自然保全という仕事に関わってきました。今、我々は国家というバスに乗り、経済活動というアクセルを目一杯踏み込んで、絶壁に向かって全速力で走るレースをしていて、ブレーキを踏んだバスが負けという状態です。誰も、崖の手前で停止できるかどうかわからないまま、全速力でレースをしています。このままではすべてのバスが崖から転落するでしょう。消えていく水と氷河、汚染される土壌と大気、増え続ける二酸化炭素、処理できない核廃棄物と産業廃棄物、加速的に絶滅する生物種、分断される命のつながり。すべて私たち人間の経済活動が原因です。肝に銘じておかなくてはならないことは、私たちの子供達は私たちの残した地球でしか生きていくことが できないという不可避の事実です。
 紛争、森林破壊、大河の断絶、干上がった湖、大量の生き物の死亡など世界の出来事はすべてつながっています。夢の超特急リニア新幹線も、原発も、基地も、紛争も、つながっています。この音楽を聴いて、地球の中でつながっている水、土、森、生き物を感じ、バスを止めて、降りてみて、周りを見渡して見てはどうでしょうか?この音楽を聴いて、耳を澄まして川のせせらぎの音、多様な生き物の声を聞き、土と森の匂いを嗅ぎ、周りを見渡し、太陽の光を感じ、大きく心を開いて地球のつながりを感じてほしいと思います。そして、「夢の超特急リニア新幹線」が、本当に必要なのかどうか、今一度考えてもらえたらと思います。

坪内俊憲(星槎大学大学院教授)

02

「大地の子」
僕らは大地の子。その大地に抱かれていることを感じさせてくれる、そんな世界
観です。音の楽しさ、言の葉の霊。

辻村千尋(日本自然保護協会)

03

まるで催眠状態にあるような現代社会への鋭い問いかけ。ローカルにこそ、本当に新しい世界的意識が育まれていることを感じさせてくれるCD。その軽妙さ、若々しさ、透明感が、多くのいわゆる社会派の重々しく、苦々しい表現とはちがって、気持ちいい。「南アルプスから新しい時代を告げる、すがすがしい抵抗の歌!

辻信一(文化人類学者・エコロジスト)

04

この若者達の音楽がこの伊那谷、赤石山脈の生きとしい生けるもの達を、守ることを期たいしてます。

ひろがろう つながろう

内田ボブ(ミュージシャン)

05

街の速い速度
山のゆったりな速度
人の身体と心
地球の身体と心
この奇跡の星がもしも自分自身だったなら
今何て言っているんだろう?
今どんな調子なんだろう?
人々がもたらす色々は
笑って流せる範疇なのだろうか?
それとも理不尽に傷つけられて
もう少しでキレてしまう寸前なのだろうか?
いろんな事があるけれど
できればみんなで笑って健康に
一生を全うしたいと私は願う。
みなさまはどうですか?
地球というこの星にも
そうやって一生を全うしていただきたいと私は思います。

Keyco(シンガー)

06

これからはアーティストたちが先頭に立って世の中を作り上げていかなくてはなりません。ビジョンと現実を橋渡し、人々の心を動かすことに長けている彼らは、社会に起きている問題を訴え、地域を動かしていく力になります。先頭に立ち、口を開きだしたアーティストたちを、どうか応援してください。そしてリニアモーターカーのような古典的な利権と政治の癒着による環境、景観、そして生態系の破壊を許す社会からのシフトのために、具体的な行動を起こしてください。

一人が立ち上がりまた一人の背中押すストーリー/俺たちが巷にART刻み込む番だMake History/テヲアゲロテヲアゲロ Put your hands up 立候補/コエアゲロコエアゲロ Sing it loud 全力でサポート

三宅洋平(音楽家)

07

 「リニア新幹線は無用の長物」というタイトルで、ある月刊誌に一文を書きました。1994年9月号ですから21年も前のことです。その当時は、リニア新幹線はまだ構想段階であり、元来、その建設に意味がないだけでなく、技術的にも問題がありました。
その後、延々と実験を続けていたのでが、所詮、実験どまりと思っていました。それが突然、工事が始まり、びっくりというかあきれています。
 
 リニア新幹線は時速500km程度ですから、プロペラ式飛行機と大体同じ早さです。ですから東京から大阪まで1時間位で行きたいと思うなら、リニアでなくても飛行機で行けば充分です。
 リニアは建設に莫大な費用がかかるので、恐らく、キップ代は非常に高価になるに違いありません。飛行機の方がはるかに安価でしょうから、経済性の点からリニアを建設する理由は全くありません。
 また、途中、超電導線路建設のための環境破壊も、飛行機であれば空港建設だけなので、ありません。
 
 さらに、莫大な建設費用がJR東海だけの資金では賄われるとは思えないのですが、そうなれば、不足分が、国からの税金で穴埋めされたり、在来の鉄道路線のキップ代の上乗せという形になる可能性もあります。そのツケはいずれにせよ国民に回ってきます。
 
要するに、リニア建設の合理的理由は何もなく、マイナスだけなのです。今の段階で建設を中止すればまだ傷は浅くてすみます。即、中止すべきです。

佐川峻(科学評論家)

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