「夢のリニア」題材に

南信州新聞5面　2015.6.25

阿智村智里在住のジャズサックス奏者、森田修史さん（38)が、リニア中央新幹線を題材にしたオムニバスCD『夢のリニア超特急』を制作し、21日からネット通販サイトで販売している。 ー森田修史さんら　オムニバスCDー 　JRと東海の説明会を聞いたり、本などでリニアについて調べる中で感じたことを音楽を通して伝えようと、リニア計画沿線の東京、神奈川、山梨、南信、岐阜、愛知のアーティストに協力を依頼。さまざまなジャンルの10曲を収録した作品に出来上がった。 　「できるだけ多くの人に聴いてほしい」（森田さん）という考えから、１枚1000円に設定。全曲の歌詞と森田さんの思いを載せたブックレットも付いている。 　森田さんは「この地域にはいろんな立場の人がいて、リニアはすごく微妙な話だけど、できるだけけんかにならないように話せないかと考えた。賛成、反対以前にみんなに知ってほしい」と話ている。 　ご注文は森田さんのレーベル「Sasage Records」のサイト（http://sasagerecord.thebase.in/）で受け付けている。 ＜7月18日　演奏と農作業の2日間　〜仲間が企画　森田農園お手伝いライブ＞ 　東京と愛知、飯田市出身・在住のジャズミュージシャンたちが「森田自然農園お手伝いライブ」を7月18日午後7時から、飯田市上郷飯沼のビーバーで開く。 　４年前に東京から阿智村智里にIターンし、「半農半ミュージシャン」の生活を送る森田修史さんの農作業を手伝うために集まる飯田市出身の宇井正直さん（ドラム）、美山晃大さん（ピアノ）、内田玲子さん（ボーカル）、白鳥利卓さん（ベース）、佐藤ヒロユキさん（パーカッション、ドラム）と森田さん（テナーサックス）が出演する。 　翌19日はライブに出演したミュージシャンと都合がつく来場者で、森田さんのミョウガ畑でブタクサを収穫する。 　森田さんがブタクサのアレルギーに苦しんでいることを知った美山さんが企画した。入場料は前売り2500円、当日3000円（ドリンク別）。問い合わせは同店（電話24-4818)へ。 ＜森田修史トリオ 7月18日ライブ＞ 　森田修史トリオのジャズライブが7月８日午後7時から、飯田市座光寺のオーバー・ザ・レインボウで開かれる。 　森田さん（テナーサックス）と楠直孝さん（ピアノ）、吉木稔さん（ベース）が出演する。 　入場料はコーヒー付で2000円。問い合わせは同店（電話24-6027)へ。